2026年8月13日(木)日本時間2:37。
獅子座20°、2ハウスで新月を迎えます。
2ハウスは「所有」「自己価値」「安定」。
新月は「始まり」。
獅子座は「創造」「自己表現」「誇り」などを表します。
今回は「本当の自分を生きる」新月です。
通常、次の乙女座新月(9/11)までの1か月間のテーマになりますが、今回は、皆既日食を伴う新月。
ドラゴンテイルは、これまで積み重ねてきたものや、長い間慣れ親しんできたパターンに目を向けさせます。
今回のテーマは長く続き、最長約半年かけて、これまでの自分の中に何が積み重なっているのかを見つめていくことになりそうです。
その中から、これからも自分のものとして持っていきたいものと、もう手放していいものを見分けていきます。
前回の蟹座新月は、「静かに受け入れることから始まる新月」でした。
新しい世界へ飛び込む前に、自分の内側と外側の両方を感じ直すことで、本当に大切なことを再確認してきました。
今回の獅子座新月では、そこからもう一歩進みます。
心で感じていること。
自分が信じていること。
そして、それを現実の中でどう生きるのか。
内側と外側、その両方が自分の中でつながっていることが大切です。
牡羊座や獅子座の火のエネルギーでもって、ただ一直線に進めばいいというわけではありません。
「自分は何を感じ、何を信じ、何を自分のものとして生きていくのか」
心と意志と行動はつながっているか。
その基礎を見つめ直すことで、これからの現実が変わっていく。
そんな新月になりそうです。
新月の基本情報はこちら→『新月ってどんな時?』
新月図

「自分らしい」ってどういうこと?
今回の新月はドラゴンテイルとのコンジャンクション以外は強いアスペクトがありません。
けれど、獅子座には水星・木星・太陽・月の4天体とドラゴンテイルが集まっていて、獅子座がとても強調されています。
自分が何を信じていて、何を大切にしていて、それらをどう表現し、どんな光として放っているか。
そう問われているようです。
太陽と月は獅子座の2ハウス。
「自分のもの」と思っているものや、自分自身の価値に対して、どっしりとしたこだわりを持っている配置です。
しかし、今回はドラゴンテイル側での日食。
これまで信じてきたものや、自分のものだと思ってきたことを見つめ直すことになりそうです。
私たちは長い時間をかけて「自分」という存在を形づくってきました。
その中には本当に自分らしいものもあれば、いつの間にか自分のものにしていたものもある。
例えば、人に褒めてもらえたから「私はこれが得意なんだ」と信じ込んだもの。
そしてそれを自分のものとして長年創り上げてきたら?
本当は望んでいないものを「自分らしさ」だと思って、演じ続けていたとしたら?
今回の新月は、そんな「自分のものだと思っているもの」を、一度見つめ直すタイミングなのかもしれません。
自然体ではない自分に気づく
この新月のサビアンシンボルは獅子座21°「中毒した鶏」。
中毒症状が出ているということは、
自分の体に不自然なものを取りこんでしまったということ。
命はあるから体は動いてしまう。
でも、頭と心と身体が上手く連動しない。
私たちにも、似たようなことが起こるかもしれません。
やりたいと思ってる。
頑張ろうと思ってる。
環境も整えた。
それなのになぜかできない。
あるいは、動き出してもどこかで行き詰ってしまう。
それは、準備が足りないのではなくて、心で感じていること、自分が信じていること、そして実際に動こうとしていることが、どこかで自分とズレているからかもしれません。
やりたいという衝動や思いだけでは、
身体は思うように動けません。
だからこそ今回は、「何をすればいいのか」を考える前に、「これは本当に私のもの?」と問いかけながら感じ取ることが大切になりそうです。
まずは自分の視点に立ち返る
そのための力のひとつは、1ハウスの水星と木星です。
水星からは自分のアイデアや自由意志、独自の視点が立ち上がり、そこに重なる木星が、自分でも気づけるくらいに大きく広げてくれます。
まずは「自分の視点」で見てみる。
「過去の何が悪かったんだろう?」
という外側の視点ではなく、
「そもそも私はどう感じているんだろう?」
と自分に意識を戻していきます。
水星の向かいには水瓶座冥王星がオポジションの位置にあり、逆行中。沢山の情報や判断素材が目の前に現れるでしょう。
けれど、その中に「正解」を探すのではありません。
7ハウスの冥王星は、まるで自分自身を見つめるための大きな鏡のようにも思えます。
人との関わりや、目の前に現れる出来事を通して、
自分が何を感じ、
何に反応し、
何だけは譲れないのか。
そうした中に自分の本質が見えてくるのかもしれません。
考える前に出てきた衝動や欲求。
これだけは譲れないという軸。
大切な自分の価値観。
そして自分由来の感情。
そういうものを一つひとつ感じていくことが、自分を知るヒントになりそうです。
テーマは外側から内側へ
ここで、今回のクレイドル(ゆりかご)が印象的です。ICに重なる天秤座金星は心の土台になる部分を感じようとします。
「どちらがより心地いのか」
「どちらがより自分らしいか」
そんな風に、バランスを取りながら自分の内側を感じ取っていきます。
ただでさえ迷いやすい天秤座ですが、向かいのMCと重なる牡羊座海王星との間で、更に迷うこともあるでしょう。
自分の心を知りたいのに、人の目や意見が気になってしまったり。
牡羊座海王星は、直感と思い込みの区別がつかないまま理想に突っ走るところがあります。でも今は逆行中。
ペースダウンして、
「自分の目的は何だったんだろう」
「それは本当に自分の理想だったんだろうか」
「それとも幻想だったんだろうか」
と見つめ直す時期にいます。
そしてこの金星と海王星の軸に対してクレイドルが出来ています。クレイドルは困難の中にも、そこを乗り越えるための可能性を見いだせるアスペクトです。

7/14の蟹座新月では、まず外側で現象が起こる。
7/29の水瓶座満月では、そこに「自分がどう感じるか」が加わる。
そして今回は、内側で見えてきたものを、現実の中でどう生きていくのかへ。
これまでほとんど同じだった天体の配置が少し変わり、今回はクレイドルの軸がIC/MCへと移っています。
7月は外側を映す軸だったのに対し、
今回は、IC・MCの内側と外側を繋ぐ軸。
そして海王星と天王星の60°のつながりは引き続き残っています。
なので私は、同じテーマを受け継ぎながら、向き合う場所が変わってきたように思います。
外側で起きていることを見る。
↓
そのことで揺さぶられる自分の内側を見る。
↓
そこで見えてきたものを、今度は現実の中でどう生きていくのかを考える。
大いに迷っていい
だから、大いに迷ってもいいんです。
そこに焦りも感じなくていい。
「早く答えを出さなければ」
と外側に答えを探しに行かなくてもいい。
今は、自分の心の芯となる部分を感じる時間を取っていいのです。
水星で、自分の熱い意志や信念を確認する。
天王星で、その信念や夢を「誰と分かち合いたいのか」を考えてみる。
そうすると、自分の意志を実現するために、今まで思っていたのとは違うやり方が必要だと気づくこともあるでしょう。今までとは違う人との関わり方を選ぶことになるかもしれません。
でも、それが自分に合っていて、本心から望むことなら、変わることも、ひとつの選択です。
行動する前に自分の心と遊ぼう
しかし、行動の星火星は、この金星、海王星に対しスクエアの葛藤の位置にあります。
12ハウス、潜在意識や、表に見えない場所に潜んでいます。
火星は蟹座に入ったばかりで、
行動のエネルギー自体はパワフル。
でも同時に不安も抱えています。
だから今は、「未来に向けて行動あるのみ!」と火星の矢印を外側に向けるのではなく、内側に向けてエネルギーを使う方が良い時だということ。
目的に向かって動こうとするとき、行動以前に、自分が何を感じるかをしっかりキャッチすること。
だから今は、行動に移す前にやることがあるのかもしれません。
「これは心と一致しているかな?」
と頭で考えるのではなく、心で感じる。
「私は、本当はどう感じている?」
「私の中にある、確かなものは何?」
人の目や不安、周りからの評価ではなく、
その奥にある、自分でも簡単には揺らがないもの。
それを感じ取る時間を持つこと。
そして、その時間を焦って「何かをする時間」に変えなくてもいいと思います。
獅子座の炎は、誰かに見せるためだけに一瞬だけ燃え上がる火ではなく、自分の中心で安定して燃え続ける火。
その火を感じるには、もしかすると「生き急がないこと」が大切なのではないでしょうか。
獅子座は、遊びや楽しむこととも縁の深いサインです。
役に立つか、正しいか、人からどう見られるか。
そんなことから少し離れ、自分が何を面白いと感じるのか、何に心が動くのかを感じてみる。
そうした余白があるからこそ、自分の中にある独創的なものや、まだ言葉になっていない思いにも気づけるのではないでしょうか。
だから急いで答えを出さなくていい。
まず、自分の中にある火を感じる。
そして、その火が何を照らしているのかを見つめてみる。
そこから生まれたものを、少しずつ現実の中で体現していく。
それが今回の新月に求められている、「自分らしく生きる」ということなのかもしれません。
自分らしく生きること ≠ 自己中に生きること
今回の新月で大切なのは、何でも自分中心に思い通りにすることとは違います。
「自分らしく生きる」という言葉を、自分の欲求を何よりも優先していいという意味にしてしまうと、ズレてしまいます。
むしろ今必要なのは、
自分ではないものを、
自分だと思い込んでいないかを見分けること。
そして、自分の中から生まれたものを、自分のものとして表現していくこと。
自分が自分であることを大前提にしたうえで、その「自分」をどう現実の中で活かしていくのか。
それが「本当の自分を生きる」ということだと思います。
これからの世の中では、自分を信じて、一人でも立っていられることがますます大切になっていくでしょう。
でも、それは「一人で生きる」ということでもありません。
今回の新月に重なるドラゴンテイルは、これまでの自分を振り返らせます。
そして、向かいの水瓶座側は、今私たちが取り組む「私」を、自分だけのために生きるのではなく、「私たち」全体の意識や、もっと広い視点の中で活かしていく方向へ向かわせています。
だからこそ、今、自分自身に立ち返る。
外側や人の目によってつくられてきた「自分」と、自分自身から生まれたものを区別する。
自分が自分であることに勇気を持って肯定して生きる。
今まで「自分のもの」だと思って抱えてきたものの中から、本当にこれからの自分に必要なものを選び、そうではないものを置いていく。
それは、すぐに確信を持てることではないかもしれません。
迷うことも、何度も立ち止まることもあるでしょう。
自分を知るということは、そうやって時間をかけて、自分の中にあるものを一つずつ確かめていくこと。
そして、そこから見つけた「自分」を、自分自身で現実の中に表していくことなのだと思います。
それが、今回の新月が問いかけている「本当の自分を生きる」ということなのかもしれません。
そのために自分と向き合う時間は、これからの自分を、自分自身で生きていくための価値ある時間です。





ピンバック: 【2026年8月】星のカレンダー|天体の動き・新月・満月
ピンバック: 8/28 魚座満月|「今だけ、これだけ、自分だけ」の先へ
ピンバック: 9/27 牡羊座満月|それは本当に生かしたいもの?