2026年8月28日(金)日本時間13時18分、
魚座3ハウスで満月を迎えます。
前回、8月13日の新月は日食を伴う節目の時。
「本当の自分を生きる」をテーマに、
心と意志と行動を、自分の中で確かめていくような新月でした。
そして今回の満月では、そこで見つけた自分を通して「内と外との繫がり」が見えてきます。
自分の世界だけで完結するのではなく、他者や社会、もっと大きな全体の中へ。
「今だけ、これだけ、自分だけ」に閉じた世界から、少しずつ外へ。
ここでいう「自分だけ」は、自分を大切にすることではありません。
周りに影響され、振り回される中で、いつの間にか自分の視野や世界が狭くなり、「自分はどうしたいのか」を置き去りにしたまま、自分だけが抱え込んだ世界に閉じてしまう状態です。
自分を持ったまま、世界とつながっていく。
その中で、見えていなかった部分(影)も含めたありのままが、満月によって照らされます。
そして、今回は月食を伴う満月です。
ドラゴンヘッド側で起こるため、過去を振り返って終わるのではなく、未来へ向かう意識が強まります。
通常、満月の影響は新月(9月11日乙女座新月)頃までの2週間ですが、月食はその影響を更に大きくします。今回浮かび上がってくるものは、次の日食を伴う水瓶座新月(2月7日)頃まで、じわじわと続くことになりそうです。
「今だけ、これだけ、自分だけ」の世界から少しずつ外へ。
何を自分のものとして受け取り、何を手放すか。
そして、ここで選んだものをどう未来に繋げていくか。
そんなことを問いかける満月になりそうです。
満月図

満月が照らすもの
今回の満月の軸は、魚座の月と乙女座の太陽。
月は3ハウス、太陽は9ハウスにあります。
さらに月のそばにはドラゴンヘッドがあり、
太陽には水星がコンジャンクションしています。
この満月は、これらの性質の異なるエネルギーの中で何度も行ったり来たりしながら、自分の中での「丁度いい」を探していくことが大切になります。
魚座の月は感じ取り、言葉になる前のものまでキャッチする。
乙女座の太陽と水星は、そこに何があるのかを一つひとつ見ていく。
分解して、分析して、整理して、理解して、自分にとって使いやすい丁度いい形に整えて行きます。
けれど今回の満月では、整えたらそれで終わり、とはならなさそうです。
魚座の月の光と影
3ハウス魚座の月は、
「何とつながり、何を受け取るのか」
が大切になります。
そしてすぐ近くには水瓶座ドラゴンヘッドがあります。
月食によって、いつもは心の奥底に隠れている、言葉になる前の感情や思考が表に出てきそうです。
無意識のうちに深く染みついていたこと。
安心安全だと思っていたこと。
環境や関わってきた人によって、
いつのまにかインストールされてきたこと。
何が自分のもので、何が自分以外のものか。
何が現実で、何が思い込みだったのか。
ここで出てくるものは、過去を清算するためではありません。
水瓶座ドラゴンヘッドが示す、より良い未来や、もっと大きな全体へ繋げていくために出てきます。
月のサビアンシンボルは魚座5°
「教会のバザー」。
教会のバザー、と聞いてどんな場を想像しますか?
私は、垣根のない繋がりを大切にしていて、信仰していない人でも気軽に参加できる場をイメージしました。
何を信じているかで繋がっているのではなくて、その元にある「愛」を持っているかどうかを大切にしているイメージです。(私は宗教には入っていないので一個人のイメージです。)
損得勘定ではない、純粋なやり取り。
心でキャッチし、自らも与えようとする心持ちでいること。
そういう輪を広げたい思いが、この満月に溢れてきています。
何でもキャッチし過ぎて、訳が分からなくなるかもしれません。
でも、怖いからと言ってそこに蓋をする必要はありません。
まずは出てくることを止めないこと。
それが今回の月の役割でもあります。
感じたものをそのまま答えにしなくていい
では、出てきた感情をどうしたらいいか。
そこで向かいの太陽と水星が力を発揮します。
月が感じ取ったものを、太陽と水星が真正面から見ていく。
感情を否定するのではなく、何を訴えかけているかを一つひとつ見ていきます。
だから、溢れ出る思いから逃げなくて大丈夫。
「この感情もどうぞ素材として使ってください」
くらいでいいのです。
何を自分のものとして活かすのか。
何を手放すのか。
太陽と水星に差し出して、一つずつチェックしてもらいます。
ただ、9ハウス乙女座の太陽には、
「ちゃんと未来を現実にしなければ」と、
必要以上に背負い込んでしまうこともありそうです。
そんなときは、月の「こうだったらいいのにな」という思いを一旦ガス抜きとして使います。
できることとできないことを分け、必要のないものは手放す。
すべてを自分でコントロールしようとせず、愛や感情、今ある流れに任せてみる柔軟さも持っていたいところです。
月は蓋をせず、出てきたものを太陽と水星に渡す。
太陽と水星が整理したものを、また月が受け取る。
感じて、整理して、また感じる。
そうやって、お互いの力を上手く出し合って協力してみる。
受け取り、返しながら、まとまっていく
今回の満月では、太陽と水星がヨッドの頂点にあり、その反対側に月が位置する「ブーメラン」と呼ばれる形になっています。
先ほど、月と太陽・水星がお互いの力を出し合いながら協力していくと書きました。
冥王星は価値観を、海王星はこれまで自分の軸としてきたものを揺さぶります。
水瓶座冥王星と牡羊座海王星は、太陽・水星に150°。
そして月には30°で関わり、外側から太陽・水星にかかるプレッシャーを月で和らげます。
どちらも逆行中なので、社会で起こる出来事や、思いがけない現実を通して、自分の内側にあるものを見つめ直すことになるのかもしれません。
だからこそ、今回の満月ではすぐに答えに辿り着けなくて大丈夫。
月に戻って感じてみましょう。
そして、そこに6ハウス双子座の天王星が加わります。
天王星は順行中。
新しい情報や、これまでとは違うやり方を、仕事、習慣など、これまで当たり前だと思っていた日常の中に次々と投げ込んできます。
せっかく整理しているのに、またかき回されるように感じるかもしれません。
でも、それを邪魔と捉えるのではなく、これまでの流れを変えるきっかけや可能性として受け取ってみる。
冥王星と海王星が、外側の現象を通して内側を見つめ直すよう促すのに対して、天王星は、未来へ進むための新しい選択肢を持ち込んでくれると捉えてみる。
揺さぶられながらも、見直し、
新しいやり方を試してみる。
そんな調整を繰り返すことが、今回の満月から半年ほど続く流れにつながっていくのかもしれません。
月が、向かいの太陽と水星に投げかけられたものを受け取り、また返していく。
その都度調整しながら、自分にとっての「ちょうどいい」を探していきます。
両方を活かす道
受け取って、返して、まとまっていく。
この「まとまる」は、一つの答えに収束するためではありません。
今回のMCは天秤座。
自分だけの正解だけでなく、異なる性質のものの間でバランスを取りながら、どうすればお互いの良さを活かせるかを探していく方に向かっています。
今では当たり前になっている考えや価値観も、元を辿れば
「何でだろう?」や「こうだったらいいのにな。」
という、純粋な思いから始まったものなはず。
だからこそ、感じたものをすぐに否定せず、かといってそのまま答えにするのでもなく、感じて、見て、整理して、また感じてみる。そうやって異なるものを行き来しながら、少しずつ自分なりの形にまとまっていくでしょう。
そしてその先にあるのが、天秤座MCの示す調和。
変わりゆくものを柔軟に受け入れながら、それぞれの違いを活かしていく。
そして水瓶座ドラゴンヘッドも、一人ひとりが自分らしさを持ったまま、誰かや社会、もっと大きな全体にもつながっていく未来を指しているのではないでしょうか。
自分を生きる、その先へ
今回の満月のアセンダントは射手座。
サビアンシンボルは射手座15°「自分の影を探すグランドホッグ」。
飛び出したい気持ちはありつつも、周りの状況をキョロキョロと見ながら進む方向を探るようなイメージです。方向が完全に決まらないと動けないわけでもない。かといって、勢いだけで飛び出すわけでもない。
何を大切にして進むのかを確かめながら、出発のタイミングを見計らっています。
そのヒントになるのが、8ハウス獅子座の木星です。
これまで歩いてきた道のりの中で得たすべての経験が、自分の糧になっている。まずは、それを肯定することから出発です。
そして4ハウス牡羊座の土星との調和は、これまでの経験の中から「これからも自分の軸として育てていきたいもの」を選び取り、新しい自分の土台にしていくことを促します。
何もかも捨てて、新しい自分になる必要はありません。
最後に
「今だけ、これだけ、自分だけ」の世界から少しずつ外へ。
感じたものをそのまま答えにしなくていい。
すぐに答えを出さなくてもいい。
感じて、整理して、また感じる。
その行ったり来たりの中で、自分のものとして受け取りたいものと、もう手放していいものを少しずつ見分けていく。
そして、ここで選んだものをどう未来につなげていくのか。
自分の世界だけで完結するのではなく、誰かと、社会と、もっと大きな全体とどうつながっていくのか。
その答えも、最初から分かるわけではありません。
揺さぶられながら、見直す。
変化も受け入れながら、選ぶ。
そして、少しずつ未来へ近づいていく。
そんな満月になりそうです。
[…] 8/28 魚座満月|「今だけ、これだけ、自分だけ」の先へ […]
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