金星は2026年9月10日(木)~1月7日(木)まで、途中逆行で天秤座に戻りながら、蠍座に滞在します。
9月10日 蠍座入り
10月3日 蠍座で逆行開始
10月25日 逆行で天秤座へ戻る(逆行は11月14日で終了)
12月5日 再び蠍座へ
1月7日 射手座入り
「愛・喜び・豊かさ」を司る金星が、
蠍座の「探求・変容・一体化(深い関わり)」と重なります。
この時期は、物質的な豊かさ以上に、心理的な豊かさや、目に見えないところにある価値を感じやすくなります。
一つ前の天秤座では、人との関わりを通して、外側と照らし合せながら自分の感性や価値観を磨いてきました。どちらか一方に偏るのではなく、お互いにとって心地よいバランスを求めてきたのです。
けれど蠍座はそこで満足しません。本物の愛、喜び、豊かさを感じるために、今度はさらに深く向き合っていきます。
それは自分の心で向き合うことでもありますが、そこにはいつも特定の誰かや何かが深く関わっています。
「私が何を好きか」だけではなく、「誰と、何を、どこまで深く共有したいのか」。そこに蠍座金星のテーマがあります。
蠍座金星の特徴
人間関係・愛情
- 対人関係は狭く深く、一対一の関係を好みやすい。新しい出会いを楽しむよりも、「この人」と思った人との関係性を深める方に魅力を感じる。
- 心の底から信頼し合える関係を望む。本当に心を許した人にしか自分を見せないので、ミステリアスと思われることも。
- 一度深く繫がった相手との関係をとても大切にする。相手の苦労や秘密まで共有し、お互いのすべてを丸ごと受け入れ合うような、深いレベルでの一体感を求めやすい。
- それが脅かされそうになると、支配的、独占的になったり、嫉妬心や疑いなどの激しい感情が顔を出すことも。
- とても愛情深く、一度繫がれば簡単なことでは関係を断たない。一度信頼した相手を、簡単なことでは裏切らない強さも持っている。
- ただし、「深くつながりたい」という思いが強すぎると、相手との境界線が曖昧になり、相手の問題まで自分のものとして抱えてしまうこともある。
お金・豊かさ
- 物質的な価値にとらわれず、自分にとって本物かどうか、どれだけ「好き」の濃度が高いか、その背景にある値段では測れない思いを大切にする。
- 心から「好き」と思える人・対象には惜しみなくお金を使う懐の深さがある。
- 一方で、お金や物を受け取るということには人よりも慎重になりやすい。誰から、どんな形で、何と引き換えに受け取るのか、その裏にある見えない価値の重みまで感じ取るため。
- 人や何かとの縁によって豊かさやお金が巡ってきやすい。
感性・価値観
- 五感だけではなく、直感、雰囲気、言葉にならない感情まで敏感に感じ取りやすい。
- 「好き・嫌い」を、心や身体が反応するもので本能的に感じる。
- 生きるためのセンサーを極限まで引き上げているような感覚。傷つきやすい感性を守りながら、「本当に信頼できるもの」「本当に深く愛せるもの」を見つけようとする。
- 生きるか死ぬか、0か100かくらいの極端な価値観や感情を抱きやすい。平和で穏やかな関係でも、どこか物足りなさを感じることも。
- 「真実の愛が欲しい」「本当に深いレベルで満たされたい」という願いが強い。
- 好きになると、その「好き」がどんどん深くなる。時間が経つほど愛着が増し、「これじゃなきゃ嫌」と思うほど、自分にとってかけがえのないものになっていく。こだわりも強く、求めるものがかなりピンポイント。
- 深く愛したものや大切にしてきた価値観が変わる時には、自分自身の価値観そのものが大きく変容することもある。
- 深めるために手放し、手放すことで、残ったものをさらに深く愛する。
蠍座金星を活かすためのヒント
- 自分の内側、感情と向き合う。嫉妬、疑い、執着、不安など、どんな感情もじっくり受け止める。
- 自分自身の気持ちに共感し、何があっても裏切らない愛を自分に与えてあげる。
- 自分が心の底から求めていることを感じる。傷つくことを恐れて隠していることはない?
- 誰といて、何を共有すると心が満たされるのかを感じてみる。
- 本当に大切だと感じるものに愛情を注ぎ、必要のなくなったものを手放していく。
- 愛情が執着やコントロールになっていないか、愛し方を見直してみる。
天秤座金星期間中の主なアスペクト
※アスペクトの影響は人によって感じ方が異なります。数日前から前後して現れることもあるので、「~頃」としています。
9月~9月中旬頃 失う怖さの奥にある、本当に大切なもの
9/11 牡牛座キロンとのオポジション
9/16 水瓶座冥王星とのスクエア
「手放すこと=失うこと」のように感じて抵抗や執着が出てくるかもしれません。でも、今すぐ手放す必要はありません。
まず、なぜ失うことが怖いのか、自分の中に感じる傷や不安をじっくり感じてみること。
その経験を通して自分は何を受け取ることができるかを感じてみること。
そうやって自分の内側にあるものに気づくことで癒えていくものがあります。
また、その感情の奥にある、心の底ではもう感じ取っている「本当に大切なもの」にも気づくかもしれません。
自分がこれから何と繋がり、何を自分のものとして受け入れ、何に愛情を注ぎ続けたいのか。
そこが少しずつ明らかになるにつれて、今まで「失うのが怖い」と思っていたものの中にも、もう必要でなくなったものが見えてきます。反対に、簡単には手放したくない、本当に大切なものもはっきりしてくるでしょう。
手放すことは、失うことではなく、本当に大切なものをより深く愛するための変化なのかもしれません。
9月後半~10/24頃 感じ取ったものから深い気づきへ
10/6 蠍座水星とのコンジャンクション
10/11 獅子座火星とのスクエア
10/20 水瓶座冥王星とのスクエア(2回目)
10/24 蠍座太陽とのコンジャンクション
この期間、金星は逆行中。感じたものをそのままにせず、じわじわ深い気づきへ変えていくような流れに入ります。
10月6日頃には蠍座水星と重なり、これまでは感覚的なものだったことを言葉にして、体感、感覚、思考、言葉とを繋げていくような時です。
10月11日頃には、獅子座火星とスクエアに。心の奥底では何かが変わり始めているのに、行動では今まで通りでいたいという葛藤。心と行動のズレを感じるかもしれません。
でも、どちらにも譲れない芯があります。心は行動したい気持ちを認め、行動は心の奥で感じていることを少しずつ外へ出していく。どちらかを抑えるのではなく、一つに繋げることが次の変化に繫がるでしょう。
そして10月20日頃、再び水瓶座冥王星とのスクエア。9月に感じた不安や恐れが、今度はより深いところから浮かび上がってくるかもしれません。
金星が逆行しているため、外側を変えるというより、自分の内側に深く潜りながら、「それでも私は何を大切にしたいのか」を感じ直すような時間です。
どんな感情が出てきても蓋をせず、そこにあるものを感じ続けること。その奥から、これからも大切にしたいものが、よりはっきり浮かび上がってきます。
そして10月24日頃、蠍座太陽と金星が重なる頃には、本当は何とつながり、何を受け取り、何を与えたいのか。自分の中ですでに感じていたものが、新しい形ではっきりしてきそう。そんなエネルギーの切り替わりを感じられそうです。
12月 循環の始まり
12/10 水瓶座冥王星とのスクエア
12/12 乙女座火星とのセクスタイル
金星と冥王星、3度目のスクエアが起こります。今回は両方が順行。
9月から心の奥底で感じてきたことが、もう一度浮かび上がってきます。
今回は、その感情を掘り返すためでも、そこに留まり続けるためでもなく、これからの自分につなげるために感じ直すような時間です。
もう一度、自分が感じているものは本当に自分にとって大切なものなのか、じっくり確かめてみること。そこで見つけた価値を自分の内側だけに留めず、誰かや社会との関わりの中へ持ち出していくことで、自分にとっての本質を大切に生きることが、少しずつ全体の変化にも繋がっていきそうです。
そして12月12日頃には、乙女座火星とのセクスタイル。これまで感じてきた「好き」や「心地よさ」を、具体的な行動や工夫に変えて、日常生活にどう落とし込んでいくかを試しやすくなる時です。
好きなものを、どう生かすか。
それを実生活の中で試していく、そんな実験期間になりそうです。
12月末~年始 私から私たちへ
12/31 水瓶座ドラゴンヘッドとのスクエア
1/4 獅子座木星とのスクエア
誰かを深く愛すること、何よりも大切に思うものが自分の中ではっきりしてくる一方で、「これを大切にしてもいいのだろうか?」と、自分の価値観に疑問が生まれることもありそうです。
私たちは今、数年かけて「自分らしくあること」と、それを持ったまま「私たち」の視点で世界を広げていく流れの中にいます。いきなり「私」から「私たち」へと意識を変えるのではなく、「私」と「私たち」の両方を持ったまま、それぞれを活かしていくような変化が求められているのかもしれません。
自分の喜びや、自分が大切にしている世界が、実は誰かにとっても価値のあるものかもしれない。そんなふうに、少しだけ主語を大きくして世界を見てみる。
この金星はここまで、順行と逆行を繰り返しながら、自分にとって大切な価値観や「好き」をじっくり味わってきました。だから今なら、それを誰と分かち合いたいのかも、少しずつわかっているはずです。
自分の「好き」やこだわりを捨てて皆に合わせるのではなく、それを持ったまま、誰かと分かち合える形を探していくこと。まずは自分が大切にしてきたものを誰かにも愛情をこめて差出し、そして相手からも受け取る。
そのプロセスを通して、ここまで蠍座金星とともに深く感じ、向き合ってきた時間が、自分だけのものではなく、誰かとの間で新しい循環を生み出すために必要な時間だったと、わかってくるでしょう。
[…] 蠍座金星の影響|2026年9月10日~2027年1月7日 […]