2026年7月27日、ドラゴンヘッドが水瓶座へ移動します。
この日から約1年8か月、私たちは新たな意識のテーマと向き合う時間に入ります。
それは「私らしさ」を大切にしながらも、その輝きをどう分かち合い、未来につなげていくかというテーマです。
自分を大切にすることは、これからも変わらず大切です。
ただ、この時期は、目線を「私」から「私たち」へ少し広げてみること。
この視点の変化が、これからの時代を生きるヒントになるのかもしれません。
では、このテーマを示すドラゴンヘッドとは何なのでしょうか?
ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルが示すもの
ドラゴンヘッド(ノースノード)とドラゴンテイル(サウスノード)は、天体ではなく、
月の通り道である白道と、太陽の通り道である黄道が交わるポイントで、計算上出された感受点です。
この二つは常に対になって動くため、「ノード軸」とも呼ばれます。
占星術では、
ドラゴンヘッドは「これから目指す魂の成長のテーマや課題、方向性」
ドラゴンテイルは「これまで積み上げてきた経験、慣れ親しんだもの」
として読むことがあります。
今回は、ドラゴンヘッドが水瓶座へ移動するため、ドラゴンテイルは獅子座になります。
2026年7月27日から2028年3月27日まで、私たちは「水瓶座ー獅子座」という軸を通して、「個」と「全体」の在り方を通して成長の機会を与えられることになります。
水瓶座ー獅子座が問いかけるもの
今回の軸は水瓶座と獅子座です。
この二つのサインは一見、異なる方向を向いているように感じられるかもしれません。
獅子座は「私」という「個」の輝き、
水瓶座は「私たち」という「全体」の意識。
けれど、この二つには共通点もあります。
それは、自分の内側から生まれる「意志」です。
獅子座は、自分が心から望むこと、喜ぶこと、愛すること、表現を通してその意志を輝かせます。
水瓶座は、自分が描く未来や、より良い世界の理想を通してその意志を広げていきます。
表現される形は違っても、その根本は、自分や誰か、そしてこの世界や命を大切に思う「愛」なのではないでしょうか。
だからこそ、この二つは対立しなくてもいいのです。
個として輝くことも、全体として繋がって輝くことも、どちらも愛から生まれた表現です。
その光たちは響き合うことで、一つの大きな環になり、私たちの中で巡り続ける新たなエネルギーとなっていくのだと思います。
「私」と「私たち」の統合
では、私たちはこの水瓶座ー獅子座のテーマをどう受け取ればいいでしょうか。
それは、獅子座的に「個」の輝きを手放して、水瓶座の「全体」のために生きることではありません。
自分の世界を大切にし、時には自分だけの視点で世界を見やすい状態から私たちは出発します。
だからこそ、水瓶座にドラゴンヘッドがあるから「世のため人のため、未来のために生きよう」と言われると、今の社会の中ではどこか理想論に聞こえてしまう人も多いのではないかと思います。
大切なのは「私」と「私たち」の両方の視点を自分の中に持ち、それぞれを活かすこと。
対極にあるものを融合させ、調和させることで、新しい循環が生まれます。
私たちはこれまで、「自分」という視点で世界を見つめ、個としての力や可能性を育ててきました。
それは、山羊座的な時代の中で、自分自身がどこまで成長し、社会の中で何を築くことができるのかを経験するためにも必要な過程だったのだと思います。
けれど、個人としての力を磨き、限界まで挑戦した先には、個人の力だけでは創ることのできない新しい世界があります。
だからこそ今、私たちは「私」という軸を持ったまま、「私たち」という視点を加えていく段階に入っているのではないでしょうか。
そうすることで、個人が楽しむ力が、全体へと広がっていく。
自分の喜びが、自分が大切にしている世界が、実は他の誰かの役にも立つのではないか。そんなふうに、主語を少しだけ大きくして世界を見てみる意識を持つこと。それが、今この時期を生きる上でひとつの鍵になるのだと思います。
もちろん、慣れているものから慣れていないことへ移る時には、たいてい摩擦や抵抗が起こります。
今のままで特に困っていないし、慣れ親しんだものを、どうなるかわからない未知のもののために手放したくない、という気持ちが出てくるのは自然なことです。
それでも今、人類や地球の命が続いていくために、水瓶座と獅子座の意識を統合させる必要があるからこそ、このタイミングなのだと思います。
この約1年8か月が過ぎれば、次は山羊座と蟹座の軸へと移ります。そうしてノード軸は12星座を巡り、ひと回りした2045年、また水瓶座と獅子座のテーマがやってきます。
その頃の私たちは、今回の経験や、その間に重ねる様々な経験をもって、少し成長した意識で同じテーマと向き合っていくのでしょう。
水瓶座5ハウス、獅子座11ハウスが示すもの
この水瓶座ー獅子座のテーマは、実際の星の配置から見るとどのように表れているでしょう。
ノード軸が水瓶座・獅子座へ移動する瞬間のチャートを見ると、水瓶座は5ハウスに、獅子座は11ハウスに来ています。
本来、水瓶座のナチュラルハウスは11ハウスで、獅子座は5ハウスです。
それが今回は、本来の組み合わせとは異なる配置になっています。
水瓶座―獅子座、そして5ハウス―11ハウスという二つの軸が重なることで、どちらか一方ではなく、両方のテーマを響き合わせながら、新しい形で循環していく大切さが強調されているように感じられます。
11ハウスは未来のビジョンや共通の志をシェア出来る仲間たちとのつながり。社会の中で縦の関係を越えた仲間や友情、横の繋がりを広げていく。皆で一緒になって未来を創る場。
5ハウスは愛と生命力、創造。自分個人の情熱をどのくらい自分の人生に表現できるかの自己創造の場。
これは、どちらか一方だけだったり、単に獅子座的な個の経験を出発点に、水瓶座的な全体の意識で生きる未来へ向かうというわけでもないことを示しています。
個の輝きが未来へ繋がる時
自分らしさを育てることは今の私たちにとって大切なテーマの一つです。
それは、木星が獅子座、土星と海王星が牡羊座にある今、「個」をどう生きるかの質が問われている時代でもあるからです。
そして同時に、長年山羊座にいた冥王星が水瓶座へ移動し、2044年にかけて私たち個人と、社会や世界全体の集合意識を根本から変えていく流れの中にもいます。
古い価値観を終わらせ、本質だけを残し、今までの常識や枠を超えた新しい時代を創っていこうとし始めたところです。
水瓶座が5ハウスにあり、獅子座が11ハウスということは、
自分の輝きを、自分だけの小さな世界で留めず、より広い範囲へとシェアしていこうということ。
それは、皆のため、社会のために自分らしさを二の次にすることでもなく、また自分だけの世界に留まり、孤高の存在として完結することでもありません。
一人ひとりがかけがえのない存在で、自分の光を分かち合いながら繋がっていく。そんな世界へ進んで行くことだと思います。
そのためにまず大切になるのは、自分の世界の中で本心を生きているのかどうかです。
水瓶座は客観性や知性のサインですが、水瓶の中にある水(思いや感情)は、見えていないだけでちゃんとあります。その意志を5ハウスという自分の場所で表現することは、弱さではなく、強さでもある。
そう自分の中で統合できるかどうかがこの1年8か月のヒントになるでしょう。
私たちの輝きを未来へ
自分が心と繋がって、自分の意志で生きているからこそ、喜びや楽しさが生まれ、その光も自然と広がっていきます。
個人の輝きは、自分だけが注目を集めるためのものではなく、周囲を照らし、また一人ひとりがそれぞれの光を放つことにつながっていく。その光が広がる先に、新しい時代の始まりを予感します。