日本に住んでいたころは気にしたことが無かったのですが、フランスに住んでいて語学の為にめちゃくちゃ人間観察していたその昔、「元気?」というあいさつについて考えたことがありました。
そのやりとりの意味について自分なりに思ったことを書いてみたいと思います。
フランスでは会う度に一言目に「こんにちは、元気ですか?」といいます。
毎回なので日本で使うよりもかなり使用頻度は高いです。
そして聞かれたら「元気ですよ」と答えて「あなたは?」と聞き返します。
お互い「元気」と返すことがほとんどですが、フランス人には結構文句を言うのが好きな人も多いので、毎回どこかしら調子の悪いところを言ってくる人もいます。
基本フランス人は個人主義なので、調子が悪いなどと返されても「お大事に」などと言ってそれ以上詮索しない人がほとんど。
毎回調子悪い人や何かしら問題を話し始める人には皆大抵うっすら迷惑そうな反応。「あっそ。でねー」と軽やかにスルー、そして別の話題に移ることもよく見られます。
逆に、会う度に笑顔&ハイテンションで “Super!”(めちゃ元気~!!)と返す同僚がいたのですが、あまりにもポジティブバイブス過ぎてそれはそれで皆に怪しまれてました。
・・・とまあ色んなタイプがありますが、観察しているとやはり、仲の良い間柄でも元気?と聞かれたら元気だよと返すまでがワンセットになっているのが一般的のように思います。
わたし自身は人に心配されるのが好きじゃない&自分の不調を話すのも面倒なので不調でも「元気」と答えてたほうでした。
でもどっちみちお互い相手の答えにそんなに関心がないのに何でわざわざ「元気?」って聞くのかな?とふと考えたことがあって。
- 社交辞令
- マナー
- 相手への思いやり
- そういうもの
理由としたらこんなとこかな、と思ったのですが、日本語では元気ってもともとどういう意味なんだろう?と辞書を調べると、
げん‐き【元気】
[名・形動]
1心身の活動の源となる力。
2 体の調子がよく、健康であること。また、そのさま。
3天地の間にあって、万物生成の根本となる精気。
引用:コトバンク【元気】
読んで字の如くですが気の元、だよね~と。
そうすると今度はそれも気になって更に調べると、江戸時代までは減気だったそうです。
げん‐き【減気/験気】
病気の勢いが衰えて、快方に向かうこと。
引用:コトバンク【減気】
それでね、またふと思ったんです。
元気?と聞かれる時、それは「あなたの気の元は今どこにありますか?」という意味があったんじゃないかなと。
元気=ポジティブ
病気・不調=ネガティブ
というイメージで、元気な方が良いというイメージを持つ人の方が多いと思います。
何も考えず挨拶のワンセットとして言っているという人ももちろんいますが、心配をかけたくないからとか、本当は違うけれど面倒くさいしとりあえず元気と言っているとかいう人もいますよね?
「あなたの気の元は今どこにありますか?」と聞かれているとしたら、
めちゃくちゃ調子良くても悪くても気っていうのは生きていれば誰にでもあるもの。
バランスが整ってると調子が良くて、狂ってると体調や精神に不調をきたす。
↓
その「気」を自分の中に確認してみました。
↓
お陰で自分の気のありか(バランス)に気づきました。
自分で気を元に戻しました。
という「おかげさまで元気ですよ」という意味なんじゃないかな?と思ったのです。
その瞬間までポジティブだとしてもネガティブだとしても関係なく、またその「気」に気づいたところでどこに持っていくかも自由ですが、
「気を元に戻した」
「気の元に気がついた」
「気を元に戻すきっかけになった」
「自分には気があるってことに気が付いた」
そんな意味で結局全部に「元気です」は合ってるなと思っています。
それからは自分の中では単なる自動的な挨拶ではなくて自分の気をチェックする良い機会として毎回「元気ですよ~」と言っています。
と、今回はホロスコープとは違いましたが一人で勝手に思っていたことをシェアしてみました。