2026年9月11日(金)~9月30日(水)
この期間、水星は天秤座を運行します。
水星は「知性・コミュニケーション・思考・情報・言葉・移動」などを司る天体。
天秤座は「調和・人間関係・バランス」などがテーマの星座。
この時期は、思いやりをもって積極的に人と関わり、客観的視点を意識して考えたり話したりする力を得る時。
そして、自分と相手、内側と外側の間にあるものを区別しながら、バランスや調和をはかるとは何かを学ぶタイミングとなります。
どちらかに偏ることなく、絶えずその境界線を意識しながらその間を意識する。そしてそんな中で、「自分自身はどうありたいのか」を再認識していく時でもあります。
一方で、行ったり来たりする中で優柔不断になったり、相手を優先して自分の意見を引っ込めてしまうことも。
どちらも尊重したい、人や物事を公平に見ようとする思いやりの強さがあるからでもあります。
だからこそ、この時期に意識したいのは、「相手を尊重すること」と「自分を後回しにすること」は違う、ということ。調和とは、違いをなくすことではなく、自分と相手の双方を尊重しながら、心地よいバランスを探していくこと。そのために、自分の意見を伝えることや、心地よい距離感を選ぶことも大切にしてみましょう。
自分の出生図と照らし合わせてみると、よりパーソナルな影響や使い方が見えてきます。
特に、天秤座が自分のどのハウスにあるかによって、知性やコミュニケーションが活発になる分野も変わってきます。
ここではまず、天秤座水星の特徴と、日常に活かすヒントについて書いていきます。
あわせて、期間中のアスペクトもヒントとして受け取ってみてください。
天秤座水星の特徴
- 人と人をつなぎ、円滑なコミュニケーションを作るのが得意。その場の空気や相手の立場を読み、まとめ役になることも。
- 相手や場に合わせた、丁寧で品があり、心地の良い言葉を選ぶことができる。一方で、相手を傷つけたり関係を悪くしたりすることを避け、ハッキリとした意思表示やNOが苦手になることも。
- 一つの視点に偏らず、さまざまな立場や可能性を比較しながら考えることができる。判断力、理解力、交渉力、対応力にも繋がる。
- 比較検討する力があるからこそ、考え過ぎて迷ったり、決断に時間がかかることも
- 人との交流や会話を通して情報やアイデアを得るのは得意。自分とは違う視点を取り入れ、公平な立場でアドバイスをすることもできる。
- 周囲のさまざまな意見や矛盾に気がつきやすいため、時に精神的に疲れることも。
- 人との調和を大切にするため、自分自身の意見や選択を後回しにしてしまうことも。相手がどう思うかを優先するあまり、自分がどうしたいのか、自分はどうありたいのかが二の次になりやすい。
「どんなエネルギーか」をイメージしてから、次の『活かすヒント』を読んでみてください。
天秤座水星を活かすヒント
人間関係・コミュニケーション
- 「嫌われないため」ではなく、「よりよい関係をつくるため」に、相手の立場や気持ちを思いやりながら、自分の伝えたいことも大切にする。
- 自分の思いや考えと、発する言葉の調和を意識する。
- 人の意見に耳を傾ける。自分の意見を伝えるときは、遠慮はせず配慮することを意識する。
- 「相手を尊重すること」と「相手に合わせること」を混同しない。自分も尊重しながら人と関わる。
- どんな距離感で付き合うのが自分にとって心地いのか考えてみる。
- 意見が違った時、対立を避けるのではなく、「なぜ相手はそう考えるのか」その背景や理由を理解するため話し合ってみる。
- NOを伝えることも、相手との関係性を大切にするためのコミュニケーションの一つだと考えてみる。
仕事・勉強・学び
- 相手の言動やさまざまな価値観を理解しようとする姿勢を持つ。
- 一人で答えを出そうとせず、人との会話や交流の中で情報、アイデア、やり方、解決策のヒントを得る。
- 遠慮せずに人に頼ったり、チームやペアで協力したりしながら、目標達成する方法を学ぶ。
- 交渉事や調整、意見のすり合わせ、和解など、「双方にとってよりよい着地点」を探す。
日常の判断・考え方
- 感情が大きく動いている時は一旦距離を置き、落ち着いた状態で客観的に考える。
- 一つの情報だけでなく、複数の情報を集める。
- 自分とは違う考えや価値観に興味を持ち、そこから新しい視点や情報を取り入れてみる。
- 外側で起こることを一つの「鏡」と捉え、人との対話を通して自分自身を振り返ってみる。
- 人との対話や交流を通じて、自分の考えや思いを相手の視点と照らし合わせながら、自分なりのバランスを見ていく。
- 自分が感じる美しさや心地よさ、調和とは何なのかを言葉にしてみる。頭の中にあることを書き出してみることで客観的に眺めてみる。
- 優柔不断に気づいたら、「情報が多すぎないか」「自分以外のことを優先しすぎていないか」「どちらも選びたいと思いすぎていないか」をチェックする。
- 「正しい言葉」や「きれいに整った言葉」だけで終わらせず、その言葉と自分の気持ちが一致しているかを確かめる。
天秤座水星の期間中に起こる主なアスペクト
※アスペクトの影響は人によって感じ方が異なります。数日前から前後して現れることもあるので、「~頃」としています。
9/12~9/18頃 自分と他者の間で見直すこと
9/12 牡羊座海王星とのオポジション×水瓶座冥王星とのトライン(調停)
9/14 双子座天王星とのトライン
9/18 牡羊座土星とのオポジション
9/12頃は、客観的で冷静に判断しているつもりでも、「思考」と「思い」のどこまでが自分のもので、どこからが他人のものなのか、あやふやになってスッキリしないかもしれません。
そんな時は、自分を渦中の枠の外に置いて、少し離れたところから物事を眺めることが大切。表面的な解決や答えを出す時ではなく、水面下でお互いの視点を探りながら、自分や相手が根底で大切にしている思いを見つめるといい時。
本音をはぐらかしていたら、その場しのぎの対処になってしまうこともあります。
9/14頃は、本音に別の視点が加わり、新たな解決法やヒントが見つかりやすい時。
以前はしっくりきていた考え方や関わり方も、自分自身が変化したことで、今の自分には合わなくなっているのかもしれません。
「じゃあ新しい関わり方って何だろう?」
比較できる材料は一つではなく、いくつもある状態。自分の見つけた本音と照らし合わせながら、多少ぶっ飛んでいるアイデアでも、可能性の一つとして柔軟に変化として受け取り、「自分会議」をしてみるのがよさそう。
9/18頃になると、ずっと考え続けるのも、ずっと情報集めするのも、一旦区切りをつけるタイミング。
この期間、海王星・冥王星・天王星・土星は逆行中です。外側で起こる出来事が、自分自身を振り返るきっかけになり得ます。これまでの出来事の一つひとつが、「今の自分は何を大切にしたいのか」を考える材料になってくれます。
ここからは、他人や世間の基準ではなく、自分自身で何を選び何を選ばないかの取捨選択をしていく時。過去に合わせるのではなく、今とこれからの自分にとって納得できるバランスを選んでいくこと。
その選択を起点に、自分と相手とのよりよい関係をつくっていくための見直しの時です。
9/22頃 自分にとっての調和を試してみる
獅子座木星とのセクスタイル
ここまでで見つけた「自分にとって納得できる、心地よいバランス」を実際に試してみる時になります。
内省を繰り返し、頭の中のアイデアだったものを、自分らしい言葉にして表現し、日々の判断や決断に活かしていく。
相手に合わせるだけでも、自分を優先するだけでもありません。
両方を尊重しながら「これが今の自分にとって丁度いい」と思える関わり方を、実際に試してみましょう。
9/29・30 これからの関わり方を考える
9/29 水瓶座ドラゴンヘッドとのトライン
9/30 牡羊座キロンとのオポジション
自分に合った選択をし続けていくことで、情報をキャッチするアンテナも磨かれていきます。
9/29頃は、日々の中での小さな選択から、未来のことまで視野に入ってくる時。
自然とこの先の道がひらけるような学びや、人との出会いから新しい可能性に気づく機会があるかもしれません。
「これから先、自分はどんな風に人と繋がっていきたいのだろう?」
「そこに辿り着くために、今の自分に何ができるだろう?」
そんな未来の自分との対話の時間を持つといいかもしれません。
9/30は、水星が天秤座から蠍座へ移動する日。
蠍座へ移ると、天秤座で見つけた「調和」「バランス」を更に深堀りしていくことになります。
だからこそ、天秤座水星の最後に見直したいのは、自分と他者、内側と外側のバランス。
何を自分のものとして理解したのか。
このままこれを自分の選択として進めていってもいいのか。
調和を大切にするあまり、自分を置き去りにしてないか。
そんな最終チェックをしてみましょう。
人や情報、考えを繋ぐためには、相手に合わせて言葉を選んだり、そつなく間を取り持ったりするスキルは大切です。
でも、そこに自分らしさや自分の思いがなければ、その橋は自分を置き去りにした一方通行の橋になってしまうかもしれません。
自分と相手、それぞれの違いを尊重する。
相手を理解しようとしながら、自分の思いも伝える。
そんな風に、お互いが自分の場所に立ったまま、必要なところに橋を架けていく。天秤座水星の期間は、自分らしさも相手への思いやりも持ったまま、お互いを理解するためのコミュニケーションを選んでいきたいですね。
