新月とは?
「浄化・意図の時期」新月はわたしたちのいる地球ー月ー太陽の順で一直線に並んでいる状態。太陽光で月が影になってわたしたちに見えない状態です。
物事のオモテとウラ、現実と夢、などがあいまいになったり、月が見えなくなることによって月が表す感情が暴走したりすることも。
だからこそ地に足をつけて何かを始めたり、心を落ち着けて自分の進む方向性を意図したりすることに向く時期です。そして意図したことは次の満月までに広がっていくので何を意図するのかがとても大切になります。
蠍座新月のテーマ
2025年11月20日(木)日本時間15:46、蠍座28°、7ハウスで起こる新月。
静かに、深く、心の声に耳を澄ませる。
内側に沈んでいくようなエネルギーの新月です。
今までにもう何度も、自分に必要ないものは手放してきたかもしれません。
でも今回の新月は、自分の奥底に行きついてこそできる本質の手放しがテーマになりそうです。
天体たちも、私たちが本気で向き合い、手放し、変容していけるように応援してくれています。

新月のサビアンシンボル
蠍座29° 「首長に自分の子供たちの命乞いをするインディアンの女性」
首長として、部族の為、情に流されることなく本質的な判断をすること。
母親として、一番大切なものの為にシンプルに愛や情で訴えること。
この二つの側面は私たちの中でも存在していて、
「諦めきれ無い気持ち」「割り切ってでも進まなければならない決断」という葛藤が起こります。
どちらの本質も大切だからこそ、次へ進むための究極の決断と手放しが必要になるのです。
落ち葉のように“内側へ深く入り、手放しを極める”時期
秋が深まると、葉は落ちて土に還ります。
落ち葉は土の肥料になり、微生物を育て、地面を温め、春に向けての土壌づくりに役立ちます。
しかし、人間が住む場所では、全ての落ち葉が役に立つわけではなく、
生活を妨げる落ち葉は取り除く必要があります。
私たちの中でも、時期が来たら自分の中から手放していかなければならないものがあります。
この時期は、内へ内へと深く入り、自分の中で感じ、考え、手放すことを極めます。そして体感として腹落ちした時、自分の本質に一致することで、新しい命へと変容が始まる……。
蠍座の今だからこそ、現実を邪魔しているもの、裏側、よく見えてなかったものが見えやすくなります。
静かに見つめ、見えてくるもの、そこに変容のカギがあります。
7ハウスの新月:他者との関係に見る自分の本質
7ハウスにあることで、テーマは自分一人で完結しないものになります。
「いつも見えている関係性のその奥」「その関係性が引き起こす感情のその奥」まで見ていくことになります。
ディセンダントに重なる金星
7ハウスの先頭を切るのはディセンダントに重なる金星。
金星はアセンダントルーラーでもあります。
当たり前のようにもつ関わりの中に、自分が求めること、相手への感情をとても強く持ちこんでいることを表します。
その結果、強い絆か癒着のようになっていたり、あまりに一体化しすぎて、自他の境界が曖昧な状態かもしれません。何が自分で何が相手なのかを見極めることが重要になります。
良い絆はそのままに、依存や共依存など支配的な関係は解消していかないとなりません。
健全な関わりは、自分の愛がちゃんと相手にも伝わり、相手からも自分の思う真実の愛が得られるようになる。
相手との関係性を見ているようで、実は自分自身を尊重するという愛にも繋がっているのです。
根深い欲求を表すリリス
金星で見えてきた「他者や外側との同一化」「曖昧な境界線」のすぐ後ろには、最強の陰であるリリスが潜んでいます。
リリスの欲求はとても強く、根深く、普段は見えないような無意識の奥底に抑圧されています。
今回の新月では、天体が蠍座に集合していることで、隠されたものがはっきり見えてくるタイミングになるでしょう。
どんな抑圧された感情を持っていますか?
その感情を見つけたら、感じ切ってみて下さい。
そして、問いかけてみて下さい。
- なぜその行動として表れるのか?
- なぜそれにこだわり続けてしまうのか?
- この欲求や欲望はどこから湧き起こってくるのか?
こうして深く探ると、
「ほんとの、ほんとの、ほんとのところはどういう感情が始まりにあったの?」に行きつきます。その時、リリスは抑圧された感情というエネルギーを“生きるための力”に変え始めます。
水星による深い理解
金星、リリスの後ろには、新月とピッタリ重なり新月の意図をしっかり汲んで表現しようとする蠍座水星。
深い欲求や影をそのままにせず、言葉にし、気づきを得、深い理解に繋げる力を与えてくれています。
本質の自分であるための手放し。自分と外側との間の葛藤。何が自分の理解を邪魔するのか?
それを知る為には、出来事よりも、その裏にある感情を深く見つめてみる。
そして言葉に変え、意識に引き上げていく作業をする。
そうすることで、自分の奥底に沈んでていて見えなかった事実が見えてくるはずです。
新月の光と、水星の深い理解力とが合わさって、見えなかった内側がクリアになっていきます。
牡牛座天王星:本当の変容へ
新月の真向いにいるのが逆行中の牡牛座天王星。
人間である以上、感情や精神だけでは本当の意味では変わることができません。
真正面から引っ張り、現実を捉え、感情を感じ切ったら、頭や心だけで感じるのではなくて、体感覚まで落とし込ませます。
そうして初めて、自己一致が起こり、葛藤していたものも自分にとっての真実に変わります。そこに辿り着けば、もう後戻り無し。
決断は苦しいかもしれませんが、過去や安定していたものから自分を解放し、変容再生のためのスペースを作る必要があります。1ハウスの自分という土壌づくりには、7ハウスの水の関りが重要です。
そのため、自分の中での安定、独占欲、頑固さからしがみついていて、本当の安定、平穏ではないものを切り離す必要があるのです。
冥王星と火星:終わらせ、生まれ変わる力
蠍座の支配星でもある火星と冥王星の力で、自ら終わらせ生まれ変わらせることができます。
射手座火星は、真実を求める意欲と行動力。
水瓶座冥王星は、常識に囚われず理想へと変容する死と再生のエネルギー。
究極の変化ができるかどうかが問われる新月です。
確かに核心をついて変わっていく時なのでしんどくないわけがない。
でも大変さしかないわけではありません。
水のグランドトライン:私たちは優しさに包まれ守られている
新月は、土星海王星、木星との水のグランドトラインを形成しています。
新月の変化へのエネルギーが上手く流れるようにサポートしてくれています。

自分を取り巻く環境、深く信頼できる関係、何を感じ、何を広げ、どう現実に落とし込むか・・・。ハードな変容のプロセスを水のグランドトラインが受け止め、流してくれるでしょう。
見たくないものは見ないという選択肢はあります。でも今回は、見たくても見られないものが見える明らかになる原因究明のチャンス。自分に深くつながるきっかけにもなるでしょう。
まとめ
ただの手放しではなくて、本質まで触れた時に起こる深い変容が今回の新月。
本質の自分で生きる為には、
表面で見えていたことと深い洞察で見えてきたことを合わせた、葛藤の中で本質を突き詰める必要があります。
自分に染み込んでいるものを深く見つめると、関係性の奥の感情、境界線、本当の欲求、体感レベルの気づきが浮かび上がり、本当の自己一致が始まります。その本質に触れたことで、本当の変容が始まる蠍座新月です。

